マナー 林先生が驚く初耳学!でもやってた座布団のお話し

マナーについて、何日かまえから記事を書いています。
明日は座布団の話を書こうと思っていましたら、テレビの「林先生が驚く初耳学!」でちょうど座布団の話をしてました。

林先生はご存知でしたが、初耳学の問題になるようなことなのかと、少々おどろいております。

座布団には前後があるというお話しでした。
座布団は一枚の布を二つ折りにして三方を縫っています。四辺のうち一辺はわになっています。縫われていない「わ」の部分が正面になります。

正面が自分の膝の下にきます。
相手側からみた時に縫い目が見えないようになっています。

座布団にカバーがかかっている場合もあります。
多くがファスナー付きのカバーです。
その場合は、ファスナーがついている部分が後ろになります。

カバーがかかっていてもかかっていなくても、お相手からみたときにきれいなように正面が決められています。
相手のことを気遣うという点では、座布団の正面をきちんと相手に向けるのもマナーです。

初耳学では、クレーム処理の場合の訪問先では座布団に座らないというきまりがあると言っていました。これは林先生は「初耳」つまりご存知なかったようですが、私も知りませんでした。
これは遠慮して座布団を使わないというよりは、新たなクレームを生み出さないためだそうです。

座布団は、中綿がずれないように座布団の中央が糸で留められています。糸が付いている方が表です。


通常は十字に留められていますが、京都では一目見た時に前がわかるように人の字に留められているそうです。

座布団の敷き方と下り方

着物の場合、上前のしわにきをつけて座布団の後橋に両膝を載せます。
次に座布団の中央あたりの両端に左右の手の指をついて体を浮かせるようにして前に進みます。
座布団のほぼ中央に座ります。

会釈程度でしたら、座布団に座ったままでもだいじょうぶですが、
挨拶をする場合は座布団から必ずおります。

座布団から下りる時は、座る時と逆です。
両手をついて後ろに下がります。
座布団から下りたら座布団を下座の方向にずらします。

ごあいさつをする時には必ず座布団から下座に外れてからあいさつしますが、これは「縁をふまない」という日本人の姿勢からきています。

初耳学では、相撲の時に金星を挙げると座布団が舞っていたという話も出ていました。
以前は座布団に名前が書いてあり、その座布団を持ち主のところに持っていくとご祝儀がもらえたそうです。
座布団には色々な使われ方があったようです。

最近は椅子の生活が多く、座布団を使うことはあまりないかもしれませんが、知っておくといいと思います。
ちなみにですが、椅子の場合は左側から座るのがマナーです。

なぜ左側からかと言うお話は、また別の機会に書かせて頂こうと思います。

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