結婚式の着物 誰が何を着る? 季節は? の質問の答え

9月に友達の結婚式があります。
着物を着ていこうと思うんですけど、9月は単衣ですよね。
袷の着物でもいいんですか?

着物の仕事をしていると、着物について良く聞かれます。
多くが、どんな着物を着ればいいの?系の質問です。

ジューンブライド、6月の花嫁は幸せになると言われ、海外では結婚に適した月とされてます。ヨーロッパでは6月が一番天気がいい月です。
日本にそれを当てはめると、6月は梅雨の真っただ中ですから、天気は悪い日が多いです。
雨の日に着物を着て外を歩くのには抵抗があります。
しかも季節は単衣の時期ですから、余計に着物が敬遠されるかもしれません。

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9月の結婚式の着物

6月と同じ着物を着るのが9月です。
6月ほどお天気の心配をすることはありませんが、単衣の着物を持っている人は少ないでしょうし、わざわざ用意するのであれば、お洋服の方が予算的に少なくて済みます。

先の、質問の答えですが、決まり事で言えば単衣の着物を着ます。
招待された側で会社の同僚や上司、部下の立場、またご友人であるならば、着る着物は略礼装の装いです。訪問着、つけ下げ、色無地、江戸小紋等がそれにあたります。

着物関係の仕事をしていたり、着物がとても好きな方なら、オールシーズン、四季を通じた着物をそろえておられると思いますが、単衣の着物、きっと普通はお持ちでない方が多いです。

結婚式場は、空調もしっかりしています。最近はやりのガーデンウェディングですと、お庭に出ることもありますが、基本屋内ですから袷の着物を着ていても暑さを感じることはないと思います。
男性はスーツやモーニングを着てますから、そこに温度を合わせてます。
暑いか暑くないかの判断であれば、袷の着物でも暑くないです。

次に、マナーや決まりを考えた時に、単衣じゃなくてもいいの?となってきます。
これも、大丈夫です。
新郎新婦のお母様が留袖をお召しになっている場合、九分九厘袷です。単衣の留袖をわざわざ新調する方は少ないですし、レンタルを利用した場合、袷になります。

お母様方にあわすと、袷の着物でも大丈夫という結論になります。
もちろん、単衣をお持ちであれば、それを着ても問題はありません。
振袖を着ようと思っているのなら、夏でも、袷の時期でも、振袖は袷仕立て大丈夫です。

ご自身の立場によって着る着物は変わってきます。
姪ごさんや甥ごさんの結婚式には何を着る?も良く聞かれる質問です。
次回の記事にはそこらへんも書いていきたいと思います。

藍染のお話しは、また後日に書かせて頂きます。

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