教室の片付けも、今日で3日目、そして最終日です。
お洗濯やら、補修やら、整理やらを終えて、お盆休みを迎える準備が出来ました。
昨日男物の袴の出世ただみをブログに書きました。
男物を書いたのなら、女物だって書かないと、と思ったので、今日は女物の袴のたたみ方を書きます。
その前に、ちょっとブレイク。
袴のたたみ方は、男と女で違います。
男性は出世だたみ、女性は石だたみをします。
出世だたみは、袴の紐の部分に指を入れてさばくと、さっとほどけます。
昔々のお話です。
お城に召集がかかります。
一番にお城へ着けば、ご褒美がもらえたり、お殿様に気に入られて出世します。
召集がかかると、奥方が袴の紐をさっとほどき、
「さあ、あなた!袴をお召しになって!!!」
と旦那さまをサポートします。
お城に一番に着けば出世です。
すぐに袴をつけて、馬にまたがり出かけられるようにさっとほどけるから出世ただみと名がついたと言われています。
女袴の紐のたたみかた(石だたみ)
男袴と同じく、後ろ紐をどけておきます。
左の前紐を4分の1にたたみ、右下へおろします。
右の前紐を4分の1にたたみ、左下へおろし、左紐と重ねます。
左の後ろ紐を重ねた前紐の上に更に重ねます。
下から上に出します。出したら休めておきます。
右の後ろ紐を左斜め下におろします。(右のひもは真下ではなく横に持っていきます。)
左から右にまっすぐ出します。出したら休めておきます。
上に出して休めておいた紐を右下におろします。おろしたら休めておきます。
左から右に通して休めておいた紐を矢印の部分に通します。
紐の端が長ければ折り込んで石ただみの出来上がりです。
女性の袴の紐も出世だたみにしているのを見ることがありますが、男性と女性ではたたみ方は違います。知らなくてもいい知識かもしれませんが、引き出しの中にしまっておきたい知識ではあります。
近年、卒業式に袴をつけるお嬢さん方はとても多いです。レンタルショップも増えました。どんな種類の着物でも、着ている姿を見るのは嬉しいです。
今週末、私は浴衣で出かける予定です。ご一緒するみなさんの、和姿も楽しみです。また、8月の終わりには着物でビア&お食事に行く予定です。
授業以外の和服ですから、お写真などとって、ブログにアップしたいなと思っております。