男物の着物の裏とか、袴のたたみ方(出世だたみ)とか。

今日も、日曜日に引き続き教室の片付けをしています。男物の着物の整理をしながら着物をひっくり返したりして、状態を見ました。

男性の着物って表は地味ですが、下に着る長襦袢や、羽織の裏の裏地はとてもおしゃれです。

これは、長襦袢。男性が着物の下に、こんなおしゃれな長襦袢を着てたら、それはそれは、ステキです。

男袴02

羽裏(はうら)です。羽織の裏地ですね。すごい柄が入ってたりします。見えないところに凝るって、いいなって思うんです。

男袴08

これも、羽裏。

男袴06

これは、上の柄の続きです。裏地一面にこんなにたくさん絵が書いてあるんです。脱がなきゃ見えないので、ある意味自己満足のおしゃれとも言えますが、ここにこだわる男性の気持ち、ちょっとわかるような気もします。

男袴07

袴の片付けもしました。袴紐がぐしゃぐしゃになってたので、きれいにしようとして、せっかくなので写真を撮ろうと思いつきまして、撮ってみました。

男袴10

男袴の紐のたたみ方(出世だたみ)

まずは、後ろの紐を向こう側へ逃がしておきます。

男袴11

左の前紐を半分に折って、更に半分で4分の1の長さにしました。

男袴12

右斜め下におろします。

男袴13

右側の紐も同じく4分の1の長さにして、左斜め下におろして、左の紐と重ねます。

男袴14

逃がしておいた後ろ紐をおろしてきます。まずは左側の紐をおろして重なった前紐の上にさらに重ねます。

男袴15

重なった部分の下からまっすぐ上に出します。

男袴16

左側の上のグループにかさねて、

男袴17

左側の上のグループをくるりんとくるみます。

男袴18

右下におろして、右側の下のグループの上に重ねます。

男袴19

右側の後ろ紐も同じようにします。
紐をおろします。

男袴20

全部の紐の下を通って、真下から真上に出します。

男袴21

右側の上のグループに重ねます。

男袴22

右側の上のグループをくるりんとくるみます。

男袴23

左下におろして、赤の矢印の部分に入れます。

男袴17

長い部分があれば、長さをそろえております。
完成です。

男袴26

男袴にも、夏物があります。

男袴05

透ける素材です。

男袴04

手を下においてみると、完全に透けてます。

男袴03

袴の下には、着物を着てますから、肌が透けて見えることはありません。

片付けると、いろんなものが出てきます。原反やら、繭やら、糸やら、そんなものたちも、ここに載せていこうと思ってます。

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