今日も、日曜日に引き続き教室の片付けをしています。男物の着物の整理をしながら着物をひっくり返したりして、状態を見ました。
男性の着物って表は地味ですが、下に着る長襦袢や、羽織の裏の裏地はとてもおしゃれです。
これは、長襦袢。男性が着物の下に、こんなおしゃれな長襦袢を着てたら、それはそれは、ステキです。
羽裏(はうら)です。羽織の裏地ですね。すごい柄が入ってたりします。見えないところに凝るって、いいなって思うんです。
これも、羽裏。
これは、上の柄の続きです。裏地一面にこんなにたくさん絵が書いてあるんです。脱がなきゃ見えないので、ある意味自己満足のおしゃれとも言えますが、ここにこだわる男性の気持ち、ちょっとわかるような気もします。
袴の片付けもしました。袴紐がぐしゃぐしゃになってたので、きれいにしようとして、せっかくなので写真を撮ろうと思いつきまして、撮ってみました。
男袴の紐のたたみ方(出世だたみ)
まずは、後ろの紐を向こう側へ逃がしておきます。
左の前紐を半分に折って、更に半分で4分の1の長さにしました。
右斜め下におろします。
右側の紐も同じく4分の1の長さにして、左斜め下におろして、左の紐と重ねます。
逃がしておいた後ろ紐をおろしてきます。まずは左側の紐をおろして重なった前紐の上にさらに重ねます。
重なった部分の下からまっすぐ上に出します。
左側の上のグループにかさねて、
左側の上のグループをくるりんとくるみます。
右下におろして、右側の下のグループの上に重ねます。
右側の後ろ紐も同じようにします。
紐をおろします。
全部の紐の下を通って、真下から真上に出します。
右側の上のグループに重ねます。
右側の上のグループをくるりんとくるみます。
左下におろして、赤の矢印の部分に入れます。
長い部分があれば、長さをそろえております。
完成です。
男袴にも、夏物があります。
透ける素材です。
手を下においてみると、完全に透けてます。
袴の下には、着物を着てますから、肌が透けて見えることはありません。
片付けると、いろんなものが出てきます。原反やら、繭やら、糸やら、そんなものたちも、ここに載せていこうと思ってます。