数日前に引っ張り出した綾竹台を今日やっと組立ました。
今日でゴールデンウィークが終了なので本来のスケジュールとはずいぶんくるってしまいましたが、組み立ててしまえばあとは糸さばきをして糸をつければ組む作業に入れます。
組紐のいいところは集中すると他に何も考えなくてすむところです。
集中しなければ間違えますし、組むことは単純な作業なのですることはその繰り返しです。
帯締めにしようと思えば150㎝以上は必要です。
組縮みがあるので実際に組むのはもうすこし長くなります。
1メートルと50センチ、かなり長いです。
糸は数本一緒に玉につけますがそれでもそんなに太いものではありません。
組んでもすいすいすすむものではなく、たんたんと組み進めていくとそのうちに組み上がるような感覚です。
綾竹台組紐を組むまでの準備
台は組立ましたが、糸の配色等はまだ決めていません。
糸のストックはかなりの数があるので、これから配色を決めます。
今回組むのは簡単な組み方ですが、色を多色使いすることで変化を出します。
組紐で使う糸は42本持ちの16かせ糸です。
16玉で組む場合は糸さばきだけをして玉に巻き付けていけばいいのですが、20玉や30玉で組む場合は糸の本数を数えて割る作業をしなければいけません。
糸をさばく時に手が荒れていたり、指輪をしていたりすると糸が引っ掛かってもつれます。
絹糸の1本はとても細いので一度もつらせてしまうと収拾がつかなくなります。
また糸の長さも2m70㎝ほどあるので非常にもつれやすいです。
帯締め1本を組むのに必要な糸の分量は決まってます。
もつらせてダメにしてしまう糸が数本ならなんとか大丈夫ですが、たくさんの糸をもつらせてしまうと帯締めが組めなくなります。
組み糸は絹糸ですから、安いものではありません。組紐を組むように長さも分量もそろえている糸を使うのでコストもそれなりにかかってきます。
材料費が安くないということです。
ただ、糸を持つらせる人はいがいと多いです。
私も最初はもつらせました。最初のうちは一所懸命にもつらせた糸を解いていましたが何本か組むうちに糸の貴重さも薄れもつらせたら処分するようになってきました。
ほどいている時間の方がもったいないと気付くまでに年月が必要だったということです。
綾竹台は組み糸の他によこ糸も必要になります。
これも同じ組み糸なのですが、長さが必要なのと必要量が少ないので、組紐綾竹用のよこ糸があります。
それを利用して組み糸、よこ糸を準備します。
準備が出来たら組み始めます。
組み始めたらまた記事に書くことにします。
今回はしめきりがあるのでちょっと頑張らないといけないと思ってます。