11月15日が七五三の本番ですが、実際に神社等にお参りに行く日程は、10月初めから12月初旬までにバラけます。
お父さん、お母さんの都合だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんの都合もあったりするので、幅を持った日程で七五三詣りをしている神社やお寺さんが多いです。
ついでに言えば、お子さんの体調なんかも絡んできます。急に熱が出たとか、風邪をひいてしまったとか、けっこうあるんです。11月と言えば、気温が急に下がったりして、風邪がはやる時期でもありますもんね。
私は、毎月住吉大社に初辰詣りに行きます。(初辰詣りについては、記事後半で書かせて頂きます。)
住吉大社に行った時に七五三の記念撮影用の椅子が何脚もセットしてありました。
私がこの写真を撮ったのは早朝だったので、まだ誰もいませんでしたが、七五三参りの人が増えると、きっと待ちが出来るぐらい盛況だったのではないかと思います。
お参りする日にちは、本来は11月15日ですが、15日前後の日曜日など、ご家族のご都合を優先させている人が増えています。住吉大社では、11月中の毎日受付していました。
七五三が終わると、次は成人式の準備です。
来年、2017年の成人の日は、1月9日の月曜(祝)です。
毎年、あっという間にその日がくるのです。
着物の歳時記の一年も、私の日常の一年も、ほんとに早いです。
住吉大社の初辰詣り
住吉大社の初辰詣りは初辰さんと言われています。
毎月初めての辰の日にお参りをします。
私も、毎月行って「招福猫(しょうふくねこ)」授かってきます。
招福猫(しょうふくねこ)
この招福猫は4年を一区切りとして、48回参拝すると48体揃いまして満願成就となります。奇数月は左手を、偶数月には右手を挙げた小猫を毎月集めます。48回参拝すれば、48体そろいます。集めた48体を満願成就の証として納めると、一回り大きい猫を授かることが出来るんです。
一回り大きな招福猫と交換してもらうことで、今後のご繁栄を祈願します。
集めたくなりますよね。
48回、48体というのは、四十八辰、つまり始終発達するという意味からきたものです。
4年間月参りを続けられるというのは、それだけ無事発達していることでもあります。
初辰さんの招福猫は、着物を着ているんです。
こんなところで、着物に出会えるなんてって嬉しくなります。日本の民族衣装である着物、縁起物である福を招く猫の着ている服が、かみしもだなんて、着物ってやっぱりすごいなって感じてます。
何気なく、手にしているものが着物をまとっていることは、けっこうあります。招福猫が着物を着ていても何の違和感もないどころか、似合ってるし、着物を着ているからこその価値すら感じることが出来ます。
着物の力ってほんとに偉大だと、こういうものを目にすると一段と思いが強くなります。