着物を買う時に気をつけることが二つあります。

着物を買うことは、慣れてしまうとそうたいそうなことではありません。
ですが、着物を買うとなると、迷ったり考えたりします。
着物は高価なものです。
特に最初に着物を買う時にはいろんな思いが頭の中を駆け巡ります。

こんなに高いものを買っていいのだろうか?
ほんとに必要なんだろうか?
ちゃんと着るんだろうか?
怒られるんじゃないだろうか?
自分だけこんな贅沢をしていいのだろうか?

考える材料はほんとうにたくさんあります。
それでも、一旦手に入れてしまえば買う前に思い悩んでいたことなど忘れてしまいます。

これは着物に限ったことではありません。そういう物はたくさんあります。

とは言っても、高価な物を買うのであれば後悔したくはありません。
着物を買う時にどんな点に注意すればいいのでしょうか。

着物を買う時に気をつけることは二つあります。
一つは被服計画、そしてもう一つは購入計画です。

着物を買うのに必要な計画について詳しく書いていきたいと思います。

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着物を買う時の被服計画について

着物の被服計画をたてるためには各人の環境や立場、嗜好などを考慮します。
着物はどちらかと言うと礼装用としてそろえることが多いです。
働いているのならば、自分の職場での立場や対外的な役割がなどを考えます。
家庭においては、家族構成やご主人の立場などを考慮します。

結婚式を例に簡単に書きますと、職場での部下の結婚式に出席する場合と同僚の結婚式に出席する場合とは違います。ご自身がどういう立場であるかによって着る着物が違ってくるので、買う着物も変わってきますと言う意味です。

そういった環境を前提に、自分が今持っている着物を把握します。
その上で、どんな着物を買うのか、何が必要なのかを決めていきます。

まずは持っている着物を体系別に分けます。

種類別 長着、帯、コート、下着、小物など
装い別 正礼装、略礼装、カジュアルなど
材質別 染の着物、織の着物等
素材別 絹、木綿、麻など
四季別
 袷、単衣、うすもの

一覧表を作ると枚数や過不足、かたよりがチェック出来ます。
これは自分の着物だけではなく、おばあちゃまやお母様の着物でも同じです。

もう着ない着物や着れない着物は染替えや仕立て直し、リメイクや袋ものにしたりと、高級素材の絹だからこそ出来る再利用の方法も多種です。

最初に着物をそろえる場合は、
着物、帯、長襦袢、帯揚、帯締、肌襦袢、裾よけ、足袋、紐類、草履、バック、コートが必要です。
着物と帯に目がいきがちですが、他にも必要な物があることを頭においておかないと予算オーバーしてしまいます。

着物の枚数が増えると、帯や長襦袢、小物、紐類などの兼用ができるようになりますので、予算の立て方が変わってきます。

礼装用一組、カジュアル用の染のきもの一組、カジュアル用の織りの着物一組が目安になります。
何を持ったらいいかを把握した上で何が欲しいかを決めることがと失敗しない着物選びになります。

もう一つの計画、着物を買う時の購入計画については次の記事で詳しく書いていきます。

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