今年最後の夏物の着物、今日は母の帯をしめました。

今日は、8月31日。関西の着物の季節では盛夏の終わりです。明日から単衣の着物になるので、今日はこの夏最後の夏物着物を着る日でした。
今日が終われば、次に夏の着物を着るのは10カ月先です。
一年の経つのは、とても早いですね。

この夏最後の日なので、今週は母の帯をしめてます。
ほぼ毎日着物を着るので、1週間通して同じ着物で過ごします。月曜日になると着物を変える、そんな生活です。

今週は、月曜から今日水曜日までは、夏物の着物、明日木曜日から土曜日までは単衣の着物です。関西は帯は夏帯なので、1週間帯は母の帯で過ごします。

祖母の着物を着る時も、母の着物を着る時も、帯は自分のチョイスした物をあわせます。
母や祖母の着物によく合う帯を見つけると嬉しいものです。母や祖母の好みやセンスと私の好みが融合して、自分一人では成しえなかったコーディネートが生まれます。

あー着物ってやっぱりステキ。
そう思えるものを残してくれた祖母と譲ってくれた母に感謝です。

お母さんの帯

着物は織の着物です。
帯締めは自分で組みました。高台の高麗組という組み方で、レース糸と絹糸の組み合わせです。
帯留は石です。
パワーストーンなので、何かしら守ってくれてるようです。

夏なので、暑苦しいのは鬱陶しいですから、スッキリまとめて自分もまわりから見ても少しでも涼しげなほうがいいですよね。

母の帯は、とてもシンプルで、地模様以外は色がないので、なんにでもあわせやくす、とても重宝してる1本です。

もらう時に、これは着る、これは着ないなーなんて言いながら選んだものの一つです。なんとも親不孝な娘ですね。母が大事に思ってる物を、これは着ないなんてきっぱり言ってしまいましたから。

当時は何も考えてなかったですが、こうやって着物を自分で求めて着るようになってからは、着物に対する愛着がどれほどのものかがよくわかりました。

母も、自分の着物をどれも大事に思っていたんだろうなと思うと、申し訳ない気持ちになります。現在は高齢になり、母が着物を着ることはなくなりましたから、私が持ってきた着物以外は、おそらく箪笥に眠ったままか、処分されているかだと思います。

着物はステキに着たいから、好みに合わない物は、もらってきても着なかっただろうと思うので、「おかあさんごめんなさい」と心の中で謝っておきます。

午前0時を過ぎればもう9月。
今日は暑かったけど、明日はどうでしょう。

明日から着る単衣の着物を用意してから寝ることにします。

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