七五三のお詣り、パパの方のおじいちゃんおばあちゃん、ママの方のおじいちゃんおばあちゃん、パパのお休み等、みんなのスケジュール調整も出来て日取りも決まって、子供に着せる七五三の着物の準備も出来ました。
当日、着物を着つけてくれるお店に子供を連れて行ったところ、子供が嫌がって着物を着ないと言い出します。
こういうこと、割とよくあります。
私が着付けの仕事で行く子供写真館でも何度も目にした光景です。
着物いや~
お着替えいや~
うわーん うわーん
子供が嫌がり泣きだして着物に着替えてくれません。
一旦泣き出してしまうと落ち着くまでには相当の時間がかかりますし、その日は着物でのお詣りはあきらめなくてはいけなくなるかもしれません。
子供嫌がる、お母さん叱る、子供余計に言うことを聞かなくなる、お母さん怒る、子供泣き出す、お母さん更に激しく怒る。
こんな連鎖が始まってしまうこともあります。
ですが、泣き出してしまう前に対処出来ればなんとかなる場合もあります。
さっきまでご機嫌だったのに服を脱がそうとしたら急に嫌がって、いうことを聞いてくれなくなった。
この時点ならご機嫌を直してくれる余地はまだありそうです。
こんな時にはどうしたらいいのか、いくつか対処法をあげてみようと思います。
七五三の着物を着る時の必需品
口に入れるもの
子供の好きな飲み物やお菓子を持っていくのは効果的な対処法の一つです。
飲み物や飴、チョコレートなどちょっと口に入れてあげると落ち着いてくれることがあります。
飲み物はこぼれにくいものを用意するといいでしょう。
子供がこぼしてしまうと余計にプレッシャーをかけてしまうこともあります。
いつも使っている水筒や蓋&ストロー付きマグに飲み物を入れるものいい方法ですし、飲みきりサイズで小さめのジュースなども便利です。
飴やグミなどは小さめの物を、チョコレートならコーティングされているものや手につかないタイプのものが好ましいです。
遊ぶもの
子供の好きなおもちゃを持っていきましょう。
手に持たせてあげるとご機嫌が直ることがあります。
小さなぬいぐるみやお人形、車や電車のおもちゃなどお気に入りのものがあれば持って行っておくと重宝します。
音の出るものも有効的です。
子供写真館にはおもちゃが用意されているところがほとんどなので、それらを上手に利用するのも方法のひとつでしょう。
逆効果になる恐れのあるもの
子供に怒りすぎる。
「パパに怒ってもらうわよ」と子供の苦手な第三者を出す。
たたく。
などはかえって子供を大泣きさせることになるかもしれません。
子供は一旦口に出したり行動にうつしてしまうと、引っ込みがつなくなるのかなと思ったりすることがあります。
最初はちょっと嫌くらいだったのに、怒られてすごく嫌になってしまって、しまいには感情をコントロール出来なくなるのかもしれません。
最後に、こんなこともいいですよということを書いておこうと思います。
ゲームやガチャガチャが好きな子供だったら、を前提にです。
100円玉を手に握らせます。
頑張ってお着物着られたら、ゲーム(ガチャガチャ)しようね。
100円玉なら手に握っていても着付けはできます。
手に持っていることによってこの先にある楽しみがより現実味のあるものになります。
子供にお金をという部分ではどうかしらというご意見もあるでしょうが、方法の一つとしてはよしとしておきたいと思います。
七五三詣りはこれからが本番シーズンです。
お子さんの体調とご機嫌を最優先に、ご家族のスケジュール調整をなさって思い出に残るいい一日をお過ごしくださいませ。