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成人式は、一生に一度の大切な節目。初めての振袖やヘアメイク、写真撮影など、楽しみな反面「いつから何を準備したらいいの?」「お金はいくらくらいかかる?」と不安も多いですよね。この記事では、成人式の準備をゼロから始める方にもわかりやすく、時期別のスケジュールや振袖選びのポイント、当日の流れや持ち物までしっかり解説します。これを読みながら一つずつ進めれば、安心して本番を迎えられます。
成人式の準備はいつから始める?全体スケジュール
成人式の準備は1年前〜半年前から動き始めるのが理想です。特に振袖レンタルや美容院・写真館の予約は人気が集中するため、「早い者勝ち」と言っても良いほど。ここでは、おおまかなスケジュールを紹介します。
約1年前〜半年前:振袖選び&予約スタート
まず最初に決めたいのが振袖です。大まかに分けると、
- 振袖をレンタルする
- 自分用に購入する
- お母さんや親戚の振袖を使う「ママ振」で参加する
という3パターンがあります。
レンタルは手軽で流行の柄も多く、相場は10万〜25万円前後が目安です。購入の場合は仕立て代込で30万〜80万円ほどが一般的。ママ振は費用を抑えつつ、帯や小物を変えることで今風にアレンジできるのが魅力です。
この時期に、振袖ショップや写真館の前撮り付きプランをチェックしておくと、そのまま撮影までスムーズに進められます。
約半年前〜3ヶ月前:写真撮影&美容院の予約
振袖が決まったら、次は前撮り撮影と当日の美容院・着付けの予約です。
- 前撮りの日程を決めて写真館やスタジオを予約
- ヘアセット・メイク・着付けまでまとめてお願いするかを確認
- 成人式当日の美容院(または振袖ショップ提携サロン)を予約
成人式当日は同じ時間帯に新成人が集中するため、人気の時間枠から埋まっていきます。「ここがいいな」と思ったら、早めに予約の電話を入れるのが失敗しないコツです。
1ヶ月前〜1週間前:最終チェックと小物準備
本番が近づいてきたら、持ち物やスケジュールをしっかり確認します。
- 振袖・帯・長襦袢・帯締め・帯揚げ・重ね衿など一式の確認
- 髪飾り・和装用バッグ・草履・ショールなど小物の準備
- 市や町から届いた成人式の案内状を再確認(時間・会場・持ち物など)
足りないものがあれば、このタイミングで購入やレンタルを済ませておきましょう。
振袖選びの基本|レンタル・購入・ママ振の違い
振袖は成人式の主役ともいえる存在。自分の好みだけでなく、予算や今後の使い道も考えて選ぶと後悔が少なくなります。
レンタル振袖のメリット・デメリット
メリット
- 保管やお手入れの心配がいらない
- 流行のデザインが豊富
- 前撮りやヘアメイクがセットになったお得なプランも多い
デメリット
- 人気の柄・サイズは早くに予約が埋まる
- 同じ振袖を他の人も着ている可能性がある
振袖を購入するメリット・デメリット
メリット
- 自分の寸法に仕立てるので着やすい
- 卒業式の袴に合わせて着回しもできる
- 妹や将来の娘などに受け継げる
デメリット
- レンタルより費用が高くなりやすい
- 保管やお手入れが必要
ママ振(お母さんの振袖)のメリット・デメリット
メリット
- 費用を大きく抑えられる
- 家族の思い出が詰まった一着を引き継げる
- 帯や小物を変えて今風にアレンジできる
デメリット
- サイズが合わない場合はお直しが必要
- デザインが昔風に感じることもある
ママ振の場合でも、専門店でのコーディネート相談やクリーニング・サイズ調整をすることで、ぐっと素敵に着こなせます。
自分に似合う振袖カラー&柄の選び方
「どの色が似合うかわからない…」という方のために、簡単な選び方のポイントを紹介します。
肌色・雰囲気で選ぶ
- 色白さん:赤・濃いピンク・黒などコントラストのある色で華やかに
- 小麦肌さん:オレンジ・ターコイズ・深緑などで健康的に明るく
- やわらかい雰囲気の方:クリーム・くすみピンク・淡い水色などパステル系
写真映えを意識する
成人式の写真は、何年後・何十年後にも見返すものです。あまり奇抜すぎる色や柄よりも、自分らしさを保ちつつ、長く見ていても違和感のないデザインを選ぶと安心です。
帯・小物で個性をプラス
同じ色の振袖でも、帯や重ね衿、帯締め、髪飾りなどの小物次第で印象はガラッと変わります。
- 帯で全体の雰囲気を引き締める
- 重ね衿や帯締めに差し色を入れてアクセントに
- 髪飾りでトレンド感やボリュームをプラス
お店で試着するときには、ぜひ全身コーディネートで確認してみてください。
前撮り・後撮りの写真撮影について
成人式当日は時間が慌ただしく、ゆっくり撮影できないことも多いため、前撮り・後撮りが主流になっています。
前撮りのメリット
- 時間に余裕があり、さまざまなポーズで撮影できる
- 家族もスケジュールを合わせやすい
- 成人式当日は、式典や友人との時間に集中できる
スタジオ選びのポイントは、
- データ付きか、アルバムのみか
- ヘアメイク・着付けが料金に含まれているか
- ロケーション撮影(屋外撮影)ができるか
などをチェックすると、自分に合ったプランが見つかりやすくなります。
ヘアセット・メイクのポイント
振袖姿の印象を大きく左右するのが、ヘアセットとメイクです。
人気の髪型の一例
- 王道シニヨン:うなじを出したアップスタイルで上品な印象
- 編み下ろし:少しカジュアルで今風の和モダンスタイル
- ショートヘア:ボリュームのある髪飾りで華やかに
メイクのコツ
- ベースメイクは厚塗りになりすぎないように
- アイメイクは写真映えを意識して、少しだけしっかりめに
- リップは振袖の色に合わせて、血色感のあるカラーを選ぶ
不安な方は、前撮りのときのメイクや髪型の写真を残しておき、成人式当日に美容師さんへ見せるとイメージが伝わりやすくなります。
成人式当日の流れと注意点
成人式当日は、朝から移動や支度でバタバタしがちです。大まかな流れをイメージしておくと安心です。
当日の一般的な流れ
- 早朝〜:美容院や会場でヘアセット・メイク・着付け
- 午前〜:成人式の式典に参加
- 午後〜:友人と写真撮影・同窓会・食事会など
予約時間が早朝になることも多いので、前日は早めに寝て体調を整えておくことが大切です。
当日の服装と移動
振袖での移動に慣れていないと、階段やバス・電車の乗り降りが少し大変です。歩幅を小さくし、裾を踏まないよう意識しましょう。移動時間にも余裕を持つと、焦らず会場に向かえます。
成人式当日に持っていくと安心な持ち物リスト
和装は普段と勝手が違うため、ちょっとした準備が快適さを左右します。以下の持ち物をチェックしておきましょう。
- 成人式の案内状(時間・会場がわかるもの)
- 財布・スマホ・交通系ICカード
- ハンカチ・ティッシュ
- 口紅やパウダーなどのメイク直しグッズ
- 絆創膏(草履ずれ対策)
- カイロ(冬の屋外は意外と冷えます)
- 小さめの折りたたみエコバッグ(荷物が増えたとき用)
和装用のバッグは小さめなので、荷物が多くなりそうな場合はサブバッグを用意しておくと安心です。
家族との連携も忘れずに
成人式は本人だけでなく、家族にとっても大切な記念日です。当日の送迎や写真撮影など、家族に協力してもらう場面も多くなります。
- 美容院や写真館への送迎をお願いする
- 家族写真を撮る時間を事前に決めておく
- ママ振の場合は、着物の思い出話を聞きながら準備を楽しむ
事前にスケジュールを共有しておくと、当日「バタバタして撮れなかった…」ということも防げます。
成人式が終わったあとの振袖のケア
成人式が終わったら、振袖のケアも忘れずに行いましょう。
レンタルの場合
ショップの案内に従って、振袖一式を返却します。汚れや破損があった場合は、そのまま返さず、必ずお店に相談しましょう。
購入・ママ振の場合
- 着用後は早めに専門のきものクリーニングへ
- 湿気の少ない場所にしまう
- 年に一度、虫干しをして状態をチェック
きちんとケアしておくことで、卒業式や結婚式参列など、また別の機会にも気持ちよく着ることができます。
まとめ|早めの準備で「一生の思い出」を楽しもう
成人式の準備は、「振袖どうする?」「どこで写真を撮る?」「当日は何時に起きる?」など、決めることがたくさんあります。しかし、1年前〜半年前から少しずつ進めていけば、決して難しいものではありません。
- まずは振袖の「レンタル・購入・ママ振」を決める
- 前撮り撮影と美容院・着付けを早めに予約する
- 当日の流れと持ち物を事前にチェックする
この3つを意識して準備すれば、自分らしいスタイルで晴れの日を迎えられます。成人式は、新しい一歩を踏み出す大切な日。ぜひ、楽しみながら準備を進めて、一生の思い出に残る成人式にしてくださいね。

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