着物の種類

結城紬 知らなかった「結」と「紬」の違い

私が一枚目の結城紬を買った時「本結城」という言葉を知りませんでした。もしその言葉を知っていたら、その時求めた結城紬は違うものになっていたかもしれません。知っていて購入するのと知らずに購入するのでは雲泥の差があると思います。これが本結城の証紙...
着物の種類

結城紬 「ジバタ」とか「おぼけ」とか「ボッチ」とか。

関西では織の着物と言えば「大島」とほとんどの人が言います。関東へ行くと、織の着物と言えば「結城紬」です。どちらがいいということはないのですが、私自身母が用意してくれた織の着物は大島でしたし、着物の勉強をするまでは結城の存在はほとんど知りませ...
組紐

手で組む組紐 動画も撮ってみました。

私は組紐を組みます。若いころから編み物や手芸がわりと好きな方でしたから創作物には興味をもちやすい性格です。まだ着付け教室の生徒の時、台を使わずに手だけで組む組紐の講習会がありました。夏の帯締めを組む授業外講座で絹のレース糸を使った帯締めを組...
浴衣(ゆかた)

浴衣で失敗しました。

浴衣を着てお食事会に行きました。集まった人数は26人。大阪梅田の丸ビルの中の結婚式場でのお食事会でした。こんなところです。壁に飾ってある絵もステキでした。最後に出てきたデザートです。この会の目的は、浴衣を着ていきましょうでしたので、私も着物...
着物の技法

博多織 よこ方向の畝なのに「たて畝織」ってなぜ?

博多織の名の通り博多を中心に織られています。九州の福岡が主な産地です。博多織は帯地が中心で、その特徴はよこ方向に畝が現れたたて畝織です。よこ方向なのにたて畝?始めて聞いた時には、先生間違ってるなどと失礼なことを思いました。今でもややこしいと...
着物の技法

紫根染(しこんぞめ)の着物

紫根染のきものは私の好きな着物の1枚です。東北南部地方で染められる紫根染は茜染(あかねぞめ)と並び天然の植物染料で染められたとても素敵な染物です。この二つの草木染はなんとなく対になってるように思えます。姉妹とか親せきとか、私の中ではそんな印...
着物の技法

村山大島は大島に似ていますが奄美大島や鹿児島の大島とは違います。

大島と言えば知らない人はいないと言われるくらい織の着物の中でも有名な着物です。現在の大島は紬糸ではなく生糸が使われているので、ここでは大島紬と言わず、「大島」と表現させて頂きます。この大島にとてもよく似ている織物があります。それが村山大島で...
着物の技法

糸目友禅と本友禅と無線友禅と… たくさんあります

友禅のお話しをしてきましたので、補足の意味でこの記事をかきます。友禅には三大友禅とされる「京友禅」「加賀友禅」「東京友禅(江戸友禅)」があります。これは友禅の種類です。産地によって名前も技法も変わります。これらにたいして、「糸目友禅」「本友...
着物の技法

友禅について 手描き友禅の工程

友禅には手描き友禅と型友禅があります。手で描いたものと型を使ったものは全然違って見えるだろうし、見分けるのはいとも簡単と思われがちですが、中にはよくよく見ないとわからないものもあります。騙そうとか紛らわしいとかそういうことではなく、どちらの...
着物の技法

染の着物ができるまで 友禅染のきもの

前回は織の着物として、紬の着物が出来るまでを書きましたので、今回は「染の着物」について書かせて頂きます。染の着物の種類も非常に多く、技法も多種多様です。正礼装や略礼装と言われる格の高い着物は全て染の着物です。着物の格の違いは、柄づけの違いで...
着物の技法

紬の着物ができるまで

きものには織の着物と染のきものがあります。織の着物は先染織物、染の着物は後染織物といわれ、その違いは目で見ても、着ていても風合いや心地が違います。どちらもそれぞれの良さがあり、染の着物が好きという人もいれば、私は織の着物の方が好きという人も...
イベント

単衣の訪問着でイベントに参加しました。

昨日は教室の行事で、結婚式場の披露宴会場を使ったイベントをしました。結婚式場ですから通常であればメインは花嫁さん花婿さんです。今回のイベントのメインは「花嫁さん・花婿さんの着装公開」でした。通常結婚式場で着付業務をしているスタッフの方々によ...
イベント

今日はパーティーイベントです 半衿つけの準備

朝起きた時は少し曇ってましたがいまは太陽が出てきてます。毎年この時期開催するパーティーイベントに今日は行ってきます。着付け教室では自分で着る授業の他に着付け師として活躍する方たちのレッスンもあります。今日のイベントではその方たちにもご活躍頂...
着物の技法

繭について きものができるまで

お蚕さんは桑の葉を食べて成長します。1~3mm程度の体長がたった25日間で約1万倍の大きさに成長します。こんなに成長する生き物は蚕しかいません。ここからしても神秘的な生物のような気がします。桑の葉を食べて成長し、脱皮する・それを4回繰り返し...
着物の技法

着物ができるまで 

着物は高いと世間一般では思われています。私たちのおばあさんやひいおばあさんの時代は着物で生活している人がたくさんいました。もっとそれ以前になりますと、洋服などない時代がありましたから日本人は着物で生活をしていて着物は日常着でした。日常着です...
未分類

型染の着物 木版更紗

更紗には、描き更紗、ろうけつ更紗、摺り更紗、木版更紗があります。ろうけつ更紗には手描きと型の2種類あります。摺り更紗は型紙を使ったもので、木版更紗は版木を使います。更紗の柄はは写生風のものや幾何文様の入れるなど多種多様です。臙脂(えんじ)、...
着物の技法

型染めの着物 紅型(びんがた)

あまりにも有名な紅型、私も大好きな染です。とても高価なものですが、その価値は十二分にあります。紅型は琉球王府の保護のもと発達してきた染物です。琉球王府、首里、浦添を中心に女性の礼装として着られ、また神事に関する古式の服装として染められたのが...
着物の技法

型染めの着物 南部型染

武家の裃や袴、小袖に用いられた図柄が、南部古代型染の始まりです。南部氏の家紋・向鶴、千羽千鳥、南部萩をはじめ、伝統的な模様は130 種類以上あります。着物だけでなく、帯、のれん、テーブルセンター、袋、小物類と様々な方面に応用されています。南...
着物の技法

型染の着物 長板中形

長板中型は正式名称を「長板本染中形」が正式名称です。長板中型と言えば浴衣のことで、江戸時代から続く伝統ある技法で染められています。片付けには長板を使います。染料には植物藍を用います。長板中型が一般的な浴衣と違うところは、生地に厚みがあること...
着物の技法

型染の着物 注染中形

中型は浴衣の別称です。浴衣は中形の型紙で藍染されたところから中形ともよばれるようになりました。中形が浴衣のことだとわかるのはごくごく一部の方かもしれませんが、昔からある浴衣の染め方の話を知ったら、浴衣のことを中形というこの呼び名もぐっと近い...