藍染工房見学3 ジャパンブルーのハンカチ

藍染工房見学のまとめとしてこの記事を書きます。
京都山科の「雅織工房」さんの2階で藍染のお話しを聞いた後、1階の工房で藍染の染体験をしたお話しを前に書きました。

私が染めた藍染ハンカチです。

輪ゴムで縛った染です。色が薄い部分は、途中で輪ゴムをはずしました。
最後まで輪ゴムを残してた部分は染まらずに白く残ります。

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ここの部分は、輪ゴムを使ってません。
ハンカチを適当に結んで染たらこうなりました。

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隣接で輪ゴムを使って絞りました。なんだか豚の鼻のようです。。。
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まん中を大きく絞りました。白い部分が真っ白すぎでした。

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折りたたんで輪ゴムで縛りました。
意図してたものと相当違うモノの出来上がりです。

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藍染工房では、藍染の染方、やり方を学び、実際に絞って染体験をしました。
絞り染めは、絞りをとくまで模様がわかりません。
どんな模様になるんだろうと、ある程度の期待をしていましたが、見事に裏切られました。もう一度挑戦できるなら、次は思いっきりシンプルにしたいと思います。

藍染の効能や染料としての藍について

藍染が古くから使われてきた理由として、その効能のすごさがあげられます。
薬用としての藍は、解熱や風邪に効くとされ、健康増進のために煎じて飲まれたりもしてました。
防虫効果が高く、野良着に用いられたのもそのためです。
その他、菌効・消臭・保温など、いわゆる万能薬として重宝されてきました。

日本の藍染めに使われる藍は、タデ科の「蓼藍」
「すくも」作りは大変な作業です。藍の葉を天日干しして乾燥させたあと、100日かけて発酵させていきます。発行する時の熱と臭いは相当なものだそうです。
それに耐えながら100日、その間3-4日ごとに水をまいて混ぜ合わせます。
かなりの力仕事でもあります。

発酵により出来上がったすくもを染料にするために、灰汁で溶いてカメに入れます。そこにふすまや石灰などを入れ発酵させます。すくもとして眠ってた藍が目覚めるんですね。
1週間ほどで、藍色の泡が表面に浮きあがってきます。これを藍の花と呼び、花が咲けば染色できるようになるのです。

糸や布を、カメの中に浸し、引き上げます。この時はまだ藍色ではありません.
空気と触れることで酸化し、あの藍色に発色するんです。

ハンカチ染めの体験で、色がみるみる青く変わっていく様を見の前で見ることが出来ました。自然ってすごいです。藍染ってすごいです。

最後に、藍がめの藍をちょっとだけなめさせて頂きました。
美味しくはないけど、まずくもなかったです。量が少なすぎたからかもしれませんが。

藍は生きてると言われてます。
毎日、毎日混ぜてあげないと弱ってくるんだそうです。

藍については、まだまだ書きたいことがたくさんありますが、藍染工房見学のお話しは、今回これで終了に致します。
藍については、また別の機会にお話しさせて頂こうと思います。

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