スマップが解散会見。この記事を書こうと思ったらそんなニュースが飛び込んできました。キムタクが以前着付け教室のCMに出てたのを思い出しました。
本題に入ります。今日は着物の調和について書いていきます。
着物は自由に着ればいいと思うのですが、きちんと着たい時は、調和を考えなければいけません。着物、帯、帯揚、帯締の調和には、格、色彩、文様、季節のポイントがあります。
このポイントさえ押さえておけば、着物をきちんと着ることが出来ます。
格
着物には格があります。最も格が高いのは礼装です。他には盛装と普段着に分かれます。格は着物だけでなく、帯や帯揚、帯締バッグや草履にもあります。着物を着る時は、この格を統一しなければいけません。
色彩
色彩の調和は、センスにも通じるので、簡単ですが難しいと私は思っています。お洋服でも、素敵だなって思う色合わせと、やぼったく感じる色合わせがあります。着物とお洋服は違いますが、色のセンスはその人の持っているものだと思います。
同系色であわせるのが、一番組合せがしやすいです。全体の色をまとめるときものが落ち着きます。
反対色の組み合わせは、紬やおしゃれ着的な小紋などに使うと個性的です。一つ間違えると下品な組み合わせになってしまいがちなので気をつけましょう。
多彩と単彩の組合せも覚えておくといいでしょう。色や柄をたくさん使っている着物には、単彩の帯を合わせると調和が取れます。
文様
文様には種類がたくさんあります。文様の知識がないと調和良く組み合わせるのはむずかしいのですが、深いところまではこだわらなくてもいいかと思います。
ただ、古典柄の着物には古典柄の帯を、現代調の柄の着物には、現代調の柄の帯を合わせましょう。格が合っていても、古典柄と現代柄をまぜてしまうと、調和が保たれないだけでなく、見た目もおかしい着物姿になってしまいます。
季節感
着物には季節があります。10月~5月の終わりまでは袷仕立ての着物を着ます。9月と6月には袷の生地で単衣仕立てにしたものを着ます。8月、9月はうすものを着ます。
生地や仕立てだけでなく、その時期にあった柄を選ぶのも季節の調和です。日本には四季があります。そんな四季に合わせた着物と柄を着たいですね。
小物の調和
着物と帯の調和を合わせたら、そこに小物もあわせます。ここで言う小物は、帯揚、帯締、草履やバックなどです。
帯揚や帯締にも夏物があります。知らなければなんでもいいということになりますが、小物にいたるまで調和を整えれば、着物姿も断然ステキになるのです。
式ごとには略礼装の着物をきます。
私も、この中に写っています。
生徒さんと一緒に多くの式に参加してきました。
そんな時の着物は華やかです。
決まりごとはたくさんありますが、楽しく着物を着るのが一番だと思ってます。知識は引き出しに入れておいて、あれこれ考えずに着物を着ればいいと思います。